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練習がつまらない・やる気が出ない時に読む話

好きでギターを弾いていても練習がつまならなかったり、やる気が出ないことがあると思います。そんな時の一服の清涼剤としてこのブログをどうぞ・・。

はじめに

 

先日、映画を見ていたらこんなシーンがありました。

 

 

 

翼があっても飛べないキャラクターが、一生懸命飛ぶ練習をしています。

 

しかし1度もまともに羽ばたくことが出来ません。

 

そうこうしていうるうちに、仲間が高い所から足を滑らせて落ちてくる現場に遭遇します。

 

練習では1度も飛べませんでしたが空を飛んで駆けつけることが出来、仲間は無事助かります。

 

 

 

映画としては面白かったからいいんですが、現実とのギャップにちょっと考えさせられました。。

 

現実では練習で出来ないことは本番でも出来ません。

 

それどころか、練習で出来ていても本番で出来ないことの方が多いです。

映画を現実に

 

映画とか小説は、ものすごく起こる確率の低い奇跡の出来事が、何回も起こるから面白いんですよね!

 

これを現実世界で実現しようとすると、とんでもないことになってしまいます。

 

ちょっとだけ数字を出して見てみましょう。。

 

 

 

例えば1回の「奇跡の成功」が起こる確率を1/100=0.01(1%)とします。

 

同時に起こる確率は(細かいことは抜きにして)掛け算すれば良いので、3回成功しなければならない映画なら

 

0.01×0.01×0.01=0.000001(0.0001%)

 

100万回挑戦してようやく3回すべて成功することが出来ます(!)。

 

数字は適当ですが、映画の主人公が何度も輪廻転生を繰り返さないといけないのは間違いなさそうです・・。

 

 

 

ミステリーものやサスペンスものの映画でも、見ている人を飽きさせないためにアクション要素が盛り込まれてたりしますよね。

 

ビルの屋上から落とされかけたけれど、ギリギリで仲間が助けに来てくれた!

 

そんな成功の裏で何回ものバッドエンドが繰り返されているんですね・・。

現実を映画に

 

逆に現実世界を映画にしてみると、どんなものになるのでしょうか?

 

 

 

オープニング・・主人公は友人に聴かせてもらった曲に衝撃を受けます。

 

「自分もこんな風に楽器を演奏したい!」

 

楽器を手に入れた主人公は弾き方を習ったり、反復練習をしたり、試行錯誤を続けます。

 

 

 

ライブ本番前には確実に曲が弾けるようになっている主人公(この時点で視聴者は完成された演奏を何度も聴いています)。

 

しかし主人公は油断せず、本番の緊張感の中でも力を発揮出来るよう様々なことを想定してさらに練習を繰り返します。

 

ここまでで2時間の映画のうち1時間59分が過ぎています・・。

 

 

 

残り1分がライブで演奏するシーンです。

 

これまで何度も聴いてきた曲が場所を変えて演奏されます。

 

お客さんの反応がある分、絵的にはこれまでより少しにぎやか。

 

ちょっと走って(テンポが速くなって)しまったり、思った通りに弾けない部分もありましたが、大きな失敗もなく無事にライブを終えることが出来ました。

 

次回はもっと良い演奏が出来るように、打ち上げ会場で反省会が始まったところでエンディング。

 

 

 

・・全然面白くないですね。。

おわりに

 

先ほどの練習熱心な主人公は、最後には確実に曲が弾けるようになっているので何回も人生をやり直す必要はありません。

 

そう考えると、神が降りてくるのを待つよりは地味な練習を繰り返す方がよっぽど建設的な気がしてきませんか??

 

適切な練習をすると確実に先に進むことが出来ます!

 

モチベーションが上がらなくても、やったら未来が変わることは誰もが経験的に知っているはずです。。

 

 

 

まあ結局は練習しよう!ってことなんですが・・少しでも気持ちが軽くなってもらえたらうれしいです。

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