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曲のパクリ問題を考える

この人のこの曲はあの人のあの曲に似てる!ってことありますよね?そんな時、新しい方の曲はパクリだと揶揄されがちですが、一概にそうとは言えないのではないでしょうか。今回は作曲したことある人ならきっと共感してもらえる曲のパクリ問題についてです。

まずは曲のパクリ問題の歴史からおさらいしてみましょう・・といきたい所ですが、正直あまり興味がなかったのでほとんど知りません!

 

ただ、昔から特定のアーティストのアンチが、攻撃のネタとしてパクリ問題を持ち出すことが多いイメージがあります。

 

私の世代だと、B○zやG○AYが良く話題に挙がっていました(あまり伏字になってない・・)。

 

 

 

もちろん、あからさまなパクリは取り締まってもらわないと困ります。

 

しかし、攻撃ネタとして躍起になって似ている曲を探すのは何か違いますよね・・。

 

例え似ている曲が見つかっても、その曲やアーティスト同士の関係性を紐解いたり、なぜ似ていると感じるのかを分析する、とかなら建設的な気がします。

 

 

 

閑話休題、以降は曲やフレーズが似てしまう要因を考えてみたいと思います。

 

今のところ大きく3種類に分けられました。

①知らずに似てしまう

 

これが最も多いのではないでしょうか?

 

過去に聴いたりコピーしたりして影響を受けたものが、作曲時に自然に出てきてしまうパターンです。

 

 

 

作曲は無から曲を創造するように思われがちですが、無数の既存曲や方法論が蓄積された上に成り立っていると思います。

 

例えばJ-POPの曲を聴いたことのない人にJ-POPの曲は作れませんよね・・。

多くの人に訴求する曲を作るには、既存曲を研究して消化しておくことが必要不可欠です。

 

 

 

作曲は頭の中に蓄積された音を取り出したり組み替えたりする作業になりますが、そこでうっかり既存曲を連想させるようなものが出てきてしまうという訳ですね・・。

 

これは、あまり頻繁に曲を作らない私でさえ何度も経験しています。

 

凄いメロディーが出来た!と思っても、良く考えると昔聴いた曲とほとんど同じメロディーだったり・・。

 

たくさん曲を書く人の場合、既存曲と似ている曲が出来る可能性がグンと高くなってきますね。

②知ってて似させている

 

今度はパクリと知っていて曲を作るパターンです。

 

これは悪意が有るか無いかでさらに2種類に分けられそうです。

 

 

 

前者の場合は救いよう無く本当のパクリですね・・。

 

元ネタの存在を隠して、自分が作ったかのように振舞う。

 

作曲者としてのブランドが地に落ちますし、下手したら訴えられるかもしれません。

 

 

 

一方、後者の悪意が無い場合はどういうことかと言うと、オマージュ的に引用するといった感じです。

 

例えば曲の中の一節に、テーマが同じ既存の有名曲のフレーズを入れると、遊び心があるアレンジに出来ます。

 

こういうのは「知ってて引用させてもらいます、ありがとうございます!」みたいな感じの音になってることが多いです笑

③たまたま似てしまった

 

レアケースとして、本当に何も知らずにたまたま似てしまうことも考えられます。

 

特に短いフレーズだと起こる可能性は十分あるのではないでしょうか?

 

音程やリズムの組み合わせがあまり多くないので・・。

 

逆に、曲全体など長い範囲で偶然似ることは確率的にほぼゼロなので、たまたまと言っても信じてもらえないと思います。

 

 

 

まあ元の曲を本当に知らなかったのかと言うのも、判断しづらいですね。

 

テレビを見てた時のBGMが無意識に耳に残っていたとか、お店で流れている有線の曲を知らない内に覚えていたとか、いくらでも可能性はありそうです。

 

聴いている方はもちろん作曲している人間ですら、どのような経緯で出てきた音かは判別しにくいものなのかもしれません。

おわりに

 

音楽は似ているものを見つけるのが難しいのも、パクリ問題の出やすさに繋がっていると思います。

 

例えば文字で表すもの(アルバムタイトルとか曲名など・・)は既存のものをすぐに検索できますが、メロディーやフレーズはそうはいきません・・。

 

音楽のパクリチェッカーみたいなアプリがあれば良いのにと・・と思ったらありました(いつもの私の浅学パターン)!

 

 

 

いくつか方法はありそうなのですが、もっとも手軽そうだったのがYAMAHAの「歌っちゃお検索」です。

 

鼻歌や鍵盤でメロディーを入力すると、似ている曲の候補が表示されます(しかもMIDIでその曲が聴ける!)。

 

ひとまずiPhone用アプリとしてダウンロードできるので、興味のある方は入手してみて下さい。

 

メロディーは覚えるけどタイトルが出てこない!って曲を探すのが主目的のアプリのようですが、今回のようなパクリチェッカーとしての使い方も全然ありだと思います。

 

 

 

検索と言えばのGoogleも、鼻歌検索があるみたいですね(こちらは現在Androidだけ?)。

 

精度はまだまだこれからかもしれませんが、言ってる間にどんどん進歩していくんでしょうね。

 

そうなるとパクリかどうかが機械的に判断できて便利ですが、逆にあらゆるメロディーを版権登録しておいて使用料を徴収する、何てことも出てくるかも??

 

曲のパクリ問題は当分収まらないのかもしれません。。

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