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自分の演奏を楽譜にしてみて分かったこと

自分がギターアレンジした曲の動画をタブ譜付きでアップするために、たまに楽譜に起こすことがあります。自分の演奏を五線譜に書いてみると、録音して聴き返したりするのとはまた別の発見があって、勉強になる所も多いです。今回は楽譜にしてみて分かったことを整理し、楽譜を作らない時でもそれらを意識することで、より良い演奏に繋げられないか考えてみます。

きちんと弾けているか

 

恥ずかしながら、演奏の動画を撮り終えてその楽譜を作っている段階で、きちんと弾けていないのに気付いたことがありました。

 

具体的には、同じリズムで刻んでいると思っていたベースラインの一部が、メロディーに引っ張られてずれていたんです。

 

せめて録画を見返している段階で気付くべきですが、OKテイクが録れたので大丈夫だろうという思い込みもあり、見逃していた形です。

 

結局、弾けていない部分を修正して練習し、動画を撮り直すことになりました。

 

 

 

きちんと弾けていないことに気付けたのは、演奏を楽譜という目に見える状態で確認できたからだと思います。

 

私のようにうっかり聴き逃してしまうような人間でも、見た目で違和感を持つことができました。

 

ただ、自分の演奏のすべてを採譜するのはちょっと現実的ではないですね・・。

 

ひとまずは、あいまいでごまかしてそうな部分に絞って、一度楽譜に書いてみるのが良さそうです。

演奏内容が説明できるか

 

楽譜は自分の備忘のために書くこともありますが、他の人に演奏内容を伝えるために書くことが多いと思います。

 

これは逆に考えると、自分がどう演奏しているかが説明できないと、楽譜が書けないということにならないでしょうか。

 

楽譜は単に音程や音価(音の長さ)だけで成り立っているだけではなく、他にも様々な情報が必要になるためです。

 

例えば、現在の楽譜の多くはコードネームが併記されています。

 

これにより、和音の進行が分かりやすくなったり、コードネームをもとに楽譜とは違った演奏をしたりすることが可能になります。

 

しかし、単に演奏するだけならコードの情報は意識しなくても弾けてしまいます。

 

もし自分の演奏にコードネームを付けられなければ、背後でどのようなハーモニーが展開されているかが説明できないということになります。

 

 

 

他にも、拍子やテンポ、強弱やアーティキュレーションなど、演奏を説明するための多くの情報が、楽譜には存在します。

 

真の天才ギタリストであれば、これらすべてを感覚で処理できるのかもしれません・・。

 

しかしそうでない側にとっては、自分の演奏を書いて説明できるかという点が、重要になってくるのではないでしょうか。

解像度がどの程度か

 

楽譜を書いていてあらためて気づかされるのが、音符や休符の長さです。

 

音を伸ばしているつもりでも途中で切れていたり、逆に音を切っているつもりでも鳴り続けているような所がいくつも見つかります。

 

ギターは他の楽器に比べて音が減衰しやすいので、特に消音に関してはおろそかになりがちです。

 

楽譜を書くことでそれらをはっきりと認識することができ、演奏の解像度が上がるようなイメージになります。

 

 

 

これを普段の演奏に活かすとすると、休符を思い浮かべながら弾くのが良いでしょうか。

 

どうしても音を出すことの方に意識がいってしまいますが、楽譜のように音を出さない状態も存在しないと、全体としては成り立ちません。

 

まあ偉そうなことを言ってて私もできていないので・・また精進していきたいと思います。

楽譜に表せない表現ができているか

 

最後は逆説的に、楽譜からは読み取れない情報が大事ではないかという話です。

 

楽譜に表したことを楽器で再現するだけでも大変ですが、それだけなら今やソフトウェアが正確にやってのけてしまいます。

 

楽器を演奏する意味や良さのひとつとして、楽譜に表せない表現ができているかが鍵になるのではないでしょうか。

 

 

 

それは演奏者の感情が伝わるかとか、風景が脳裏に浮かぶかといった、抽象的なことかもしれません。

 

あるいは、弾く位置を変えて音色を変化させるとか、半音よりも狭い微妙な音程を出すといった、具体的なことかもしれません。

 

いずれにしても、上手いと感じるギタリストはその辺りにも長けているのだと思います。

 

 

 

著名なギタリストの演奏を、コピー譜を見ながら聴いたことはないでしょうか?

 

なければ、お手持ちのギター雑誌やバンドスコアを見ながら曲を聴いてみて下さい。

 

著名なギタリストほど、この楽譜通りに弾いてもあんな音は出せんよ・・と感じることが多いです。

 

これは、楽譜に表せない部分が大きなウェイトを占めていることの、証左ではないでしょうか。

 

 

 

以上、「自分の演奏を楽譜にしてみて分かったこと」でした。

 

考えてみると、自分がスピーチする内容を文字にすることはあるのに、演奏する内容を楽譜にすることはほとんどありません。

 

せっかく先人達が作り上げてきたもの(しかも世界共通語)なので、有効に利用していきたいですね。

 

今後も楽譜に関するトピックがみつかれば、またブログにまとめたいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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