スペイン(チック・コリア)

曲について

 

チック・コリア作曲のスタンダード曲です。

 

独特なリズムのテーマが、奏者の演奏意欲を掻き立てる名曲です。

 

 

 

ソロ部分のコード進行

 

G-G-F#7-F#7-Em7-A7-D-G-C#7-F#7-Bm-B7

 

も情熱と哀愁を併せ持った、何とも言えない響きです。

 

 

 

ギタリストのカバーが多いように思うのですが、印象的なのは、昔トミー・エマニュエルの来日公演を観に行ったときの、ゲストの渡辺香津美さんとのデュオ演奏です。

 

香津美さんはご自身の畑?なのでもちろん凄いのですが、トミーの身体の内から溢れ出るような音の洪水にノックアウトされた記憶があります。

アレンジについて

 

テーマは単音で他の楽器とユニゾンすることが多いですが、ソロでの演奏を想定してオクターブ違いの音をまぜて厚みを出しています。

 

ソロに関しては、どうしてもベースと一緒に弾くなどの制約なしに弾きたかったので、ルーパーにあらかじめ録音しておいてたバッキングを途中で再生し、ソロを上から弾いています。

 

 

 

このカラオケ方式はお手軽なのですが、2つポイントがありました。

 

 

 

1つ目は、ソロが目立つように音量と音色を調整して録音しておくことです。

 

この動画では、エレアコのプリアンプのイコライザーで、HiとMidを下げて録音したものを使っています。

 

 

 

2つ目は、録音しておいたバッキングのテンポで、曲を弾き始めることです。

 

テンポはライブでは速くなりがちなので、特に注意が必要です(ソロで、もたった感じになってしまいます)。

 

 

 

しかし最近の機材では、演奏のテンポに自動的に合わせてくれるものもあるとか!

 

ハードウェアもチェックしておかないと駄目ですね。。

 

おまけ

 

ライブでの演奏時間に余裕がある時は、原曲と同じように「アランフェス協奏曲 第二楽章」から弾き始めています。

 

この曲は本当にかじっただけで、ここしか弾けません(下の動画)!