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肉弾きによる指先の変化と対処法

今回は、肉弾きの(爪を使わない)フィンガーピッキングを多用するプレイスタイルの人にしか刺さらない話です!肉弾きを続けていると指先の状態が変化していくので、日によってプレイ感覚が異なる場合があります。その辺りのことをまとめて書いてみたいと思います。

肉弾きによる指先の変化

 

最初に免責事項なのですが、今回のブログの内容は私の経験則なので実際にはすごく個人差があると思います。

 

あくまでも参考としてご覧頂ければ幸いです。

 

 

 

それではまず肉弾きでどのように指先が変化するかですが、「ある程度の負荷で肉弾きを続けていると徐々に指先が固くなる」現象が起こります。

 

負荷の目安は、アコギを弾いた時に弦がバチン!と少しパーカッシブな音になるくらいの強さです。

 

それよりも優しい弾き方であれば、指先の変化はないかもしれません。

 

 

 

指先が固くなってくるのは、鉄棒とか野球のバットで豆ができるメカニズムの優しい版です(たぶん・・)。

 

身体が状況(弦を強い力で弾こうとしている!)に合わせて変化してくれてるんだと思います。

 

指先が固くなるとフォルテのイメージの音が楽に出せるため、演奏が非常に楽で楽しい状態になります。

 

 

 

その状態がずっと続いてくれたら良いのですが、そうは問屋が卸しません。

 

新陳代謝によって、古くなった指先の皮膚が急にめくれたり破れたりします。

 

指先は直接弦に触れる部分なので、めくれると同じ力加減でも強い音が出せなくなったり、指先が弦に引っかからずに滑ったりしやすくなってしまいます。

 

 

 

私はギターに自信がない頃(今でも自信がない気がしますがそれは置いといて)、この指先の変化がとてもストレスでした。

 

せっかく練習してうまく弾けるようになってきたと思っても、右手の指先の皮が少しめくれるだけで思ったように弾けなくなり、かなり後退しているような気持ちになってしまうためです。

 

大事な演奏の機会がせまってる時なんかは、より憂鬱になってました。

 

 

 

今ではそのサイクルや対処方法がある程度分かってきましたし、もし指先の状態が変わってもそれにあわせた弾き方をするようになってきたので、以前ほどナーバスになることはなくなりました。

 

そのあたり、同じ悩みをお持ちの方のお役に少しでも立てるよう、次から書いていきたいと思います。

指先の変化のサイクル

 

自分の指先の皮がめくれるサイクルを調べたところ、おおよそ1ヶ月に1回くらいのペースで発生するようです。

 

湿度の違いからか、季節によって若干の長短はあるようですが、大きくはかわりません(例えば夏場は若干サイクルが長く、冬場は短くなるようです)。

 

 

 

指弾きでは複数の指を使っていると思いますが、同じタイミングですべての指がめくれるわけではありません。

 

私は親指・人差し指・中指の3本をメインに使っていますが、人差し指と中指が1ヶ月に1回くらいめくれます(同じタイミングの時もあればずれるときもあります。)。

 

親指だけはちょっと特殊で、長い間(数ヶ月以上)めくれないこともあります。

 

これは、親指のどこで弦をヒットしているかによっても変わるのかもしれません。

 

 

 

ちなみにこれが親指の皮がめくれた時の様子です(汚くてすみません!)。

 

親指はこのちょうどめくれているあたりでピッキングしています。

 

 

 

プレイスタイルやプレイ時間によってめくれるサイクルは変わってくると思います。

 

また、めくれること自体を防ぐことは人間なので難しそうです。

 

ただ、指先の状況のメモを少し残しておくことでそのサイクルが分かり、どう変化しているか、次はいつくらいに起こりそうかが分かるので、それを押えることが大事だと思います。

めくれた時の対処法

 

指先がめくれると弾く感触が変わりますが、特に皮が弦に引っ掛かる状態になると、とても気持ち悪いです。

 

思わず自力で皮をめくってしまいたくなりますが、経験的にこれはNGでした。

 

一気に指先の状態が変わってしまう上に、無理矢理めくったあとの皮がザラザラしてこれはこれで感触が悪いためです。

 

 

 

特効薬は見つかっていませんが、ギターを弾いて自然にめくれるのを待つことが今のところ最良の方法です。

 

この時、内側で次の皮膚が鍛えられているので、無理矢理めくるよりも変化が少なくて良い感じです。

 

これが丁度めくれた時の人差し指と中指です。

 

この状態だとこれまでと同じ力加減では強い音を出すことができません。

 

しかし、無理に強い音を出そうとすると力んで失敗してしまいます。

 

なので一旦これまでと全く同じ弾き方をする思考をやめて、その時なりの音を出すイメージでプレイするのが良いと思います。

 

 

 

数日すると徐々に指先が回復してきて、強い音も少しずつ出せるようになってきます。

 

私の場合は指先が少し白くなってくる時期です。

 

この段階では、練習後に少しだけ痛みを感じる程度の強さで弾いています。

 

これが良いのか分かりませんが、何となく落ちた筋肉を再度つけるために少し負荷を掛けているイメージです。

 

 

 

そのまま少しずつ負荷を掛け続けると、1週間弱でもとの指先の固さに戻り、また思ったようにプレイできるようになります。

 

見た目はあまり変わりませんが・・こんな状態です。

 

今のところ、対処法は以上です。

 

特別なことは何もしていませんが・・めくれた時はどうすれば良いか?どれくらいで元に戻るのか?が段々分かってきたので、精神衛生上はとても良いです。

 

今後、年齢や肉弾きの使用頻度の変化などで、今回の内容が変わってくることが出てくるかもしれません。

 

その時はまたこのブログでご報告したいと思います。

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