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ギター関連の「単位」いろいろ

「駅からだいたい徒歩5分」とか「3kgのダイエットに成功した」とか、日常生活では様々な単位が使われています。ではギターに関係することでは、どのような単位が多く利用されているのでしょうか?

長さの単位

 

まず身近な所で長さの単位から見てみたいと思います。

 

ギターでまず頭に浮かぶ長さと言えば、スケール(音階の方ではなく弦長の方)ですね。

 

感覚的にはミリメートル[mm]で表すイメージです。

 

 

 

ストラト等のレギュラースケールが647.7[mm]、レスポール等のミディアムスケールが628.65[mm]、ムスタング等のショートスケールが609.6[mm]となってますが・・こんな細かい数値覚えられません!(ネットで調べて書いてます)

 

もともとインチ[in]を基準に設定された長さなので、ミリメートル[mm]では中途半端な値になってしまうようです。

 

インチ[in]だとレギュラースケールが25と1/2[in]、ミディアムスケールが24と3/4[in]、ショートスケールが24[in]なのでスッキリします。

 

後は1[in]=25.4[mm]を覚えておけば換算できそうですね。

 

 

 

インチ[in]は弦のゲージ(太さ)を表す時でもお馴染みです。

 

例えば「イチゼロゴーニー」と言えば1弦が0.010[in]で6弦が0.052[in]のセットですね。

 

25.4を掛けてミリメートル[mm]に換算すると、だいたいそれくらいの太さだなと納得してもらえると思います。

 

 

 

ギターの調整をするのに使う六角レンチには、ミリメートル[mm]とインチ[in]の大きく2つの規格があります。

 

ギター(というかギターメーカーの国?)によってどちらの規格の部品が使われているかが違うので、両方の規格の六角レンチを持っていると安心です。

 

 

 

シールドケーブルの長さはメートル[m]が多いですが、フィート[ft]とインチ[in]での表記も良く見ます。

 

1[ft]=304.8[mm]でちょっと覚えづらいですが、フィートは[ft]は足(フット)の長さが由来だということを思い出すと、おおよそ30センチメートル[cm]だと分かります(かなり大きい足ですが・・)。

 

10[ft]のシールドは30[cm]×10でおよそ3[m]になりますね。

重さの単位

 

厳密には質量と重量は意味合いが異なるのですが、ここではキログラム[kg]などで表される質量を慣例的に重量(重さ)と呼びます(気になる方は「質量 重量 違い」で検索してみて下さい)。

 

ギターで重さと言えば、とりあえずギター本体の重量ですね。

 

よくレスポールは重い・・と言われますが、大体3.8[kg]ほどだそうです。

 

 

 

エフェクターの重さもギター本体と同じく重要です。

 

単体ではそれほどでもないのですが、ボードにエフェクターを複数配置していくととてつもなく重くなるので・・。

 

下手したらライブやスタジオ練習に持って行くだけで、腕がパンパンになります。

 

 

 

普段扱う可能性がある中で、もっとも重いのはギターアンプでしょうか?

 

特に真空管(チューブ)アンプは小ぶりなものでも、とてつもなく重いです!

 

もはや人の力では運搬できず、車や台車を使わないと無理ですね。。

 

 

 

話が少し反れますが、私は重さをイメージする時に市販の飲み物を持った時の感覚を使います。

 

200[g]なら小さいコーヒー缶くらい、1[kg]なら500[mL]のペットボトル2本くらい、2[kg]なら2[L]のペットボトルを持ったくらいの重さを想像すれば、実際に持たなくてもどれくらい重いかが実感できます。

 

人によって基準は様々だと思いますが・・本当は1[kg]ならBOSSのコンパクトエフェクター2台分くらい!と行きたい所です笑

時間の単位

 

普段の生活では時間[h]や分[min]、秒[sec]を良く使いますが、ギターに関することでも頻出します。

 

1時間[h]練習したとか、曲の長さが3分[min]20秒[sec]とかですね・・。

 

もちろんスケールが大きくなってくると日、月、年も出てきます。

 

 

 

少し短い所だと1秒[sec]の1/1000のミリセック[msec]が出てきます。

 

換算は、1[sec]=1000[msec]、1[msec]=0.001[sec]ですね。

 

例えばデジタルのエフェクターでショートディレイをかけるのに、ディレイタイムを50[msec]に設定する・・なんて時に出てきます。

 

あまり詳しくないですが、オーディオインターフェースのレイテンシー(弾いてから聴こえるまでの遅延時間)にもミリセック[msec]が使われるみたいです。

 

 

 

演奏に関することだと「小節」とか「拍」とか「コーラス」などの指標を使うので、一般的な時間の単位と少し違ったニュアンスになりますね。

 

テンポによってどれくらいの時間かが変わってきますが、それらはBPM(Beats Per Minute)の値によって関連付けられます。

 

120BPMなら1分間に120拍ということなので、1拍は60÷120で0.5[sec]になります。

 

そう考えると、音楽の抽象的な時間感覚を具体的な値に変換できるBPMの役割って、何か凄い気がします・・。

さいごに

 

他にもいくつかの単位について書こうと思っていたのですが、長さ・質量・時間の基本単位だけで意外と長くなったので、またの機会にしようと思います。

 

そういえばエレキギターは電気で音を増幅するので、その辺りにも単位が色々潜んでそうですね・・。

 

私は電子・電気系の勉強をあまりしたことないので、また調べておきたいと思います。

 

 

 

ちなみに、Webサイトが見られた数を表すのにページビュー[PV]という指標があります。

 

単純にそのページの閲覧数を表したものですね。

 

このブログが月に10000[PV]くらいになることを夢見つつ・・また頑張って行きたいと思います!

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