· 

やってはいけない曲紹介

ライブやイベントのMCで良く行われる曲紹介。同じ曲でもどのように紹介するかで、聴く時の印象が違ってきたりします。演奏者自身が紹介するのなら別に自由にやれば良いと思いますが、これだけはやってはいけないな!と思ったものがいくつかあります・・。

聴いてる人は知らない体(てい)

 

やってはいけない曲紹介の1つ目は次のような言い回しです。

 

(皆さんもライブのMCを聞いているつもりで読んでみて下さい)

 

 

 

「この曲はXXという映画の主題歌です。映画を知らない方は曲も知らないと思います。」

 

 

 

確かにその映画も曲も知りません!

 

別に変なことは言ってないんですが、これだと「知らないですよね。でも演奏したいからやります。」みたいな謎の予防線を張られてるように感じてしまいます。

 

演奏者から一気に蚊帳の外に出された気持ちになったのは私だけでしょうか・・?

 

 

 

わざわざライブで演奏しようとしている曲なので、その曲にしかない魅力やメッセージがあるはずですし、演奏者はそれらを熟知しているはずです。

 

そのあたりを紹介してもらえれば、曲に対する興味が一気に増して、全員が集中して演奏を聴くようになると思うのですが・・。

 

例えば「この曲は有名ではありませんが、私は凄く好きな曲です。」くらいの薄い情報でも良いんです!

 

 

 

同じ「事実」を伝えるのにも、言い回しによって全く違った印象になるなと感じた曲紹介でした。

聴いてる人は知ってる体(てい)

 

やってはいけない曲紹介の2つ目はこんな感じです。

 

 

 

「皆さんご存知の通り、この曲は報われない愛をテーマにしています。」

 

 

 

いや、今から人生で始めて聴く曲なんですが・・。

 

自分ではスタンダード曲だと思っていても、他の人にとってはそうでないことの方が断然多いです。

 

この曲紹介は「知っている人」以外が蚊帳の外に放り出される感じですね。。

 

 

 

人によっては、有名な曲を知らないなんて自分は勉強不足だ・・と思うことすらあるかもしれません。

 

演奏する側にもなる人間なら知っておくべきかもしれませんが、ただ音楽を楽しみに来た人にそれを求めるのは違う気がします。

 

せめて「有名な曲ですが、改めて歌詞を紹介すると・・」みたいな補足が必要では?

 

 

 

ただ、この知ってる体の曲紹介は、状況によっては使えなくないかもしれません。

 

例えばサザンオールスターズの曲縛りのカバーライブ!とかなら、お客さんも全員がサザン好きだと見込まれるので、いちいち曲の解説をすることなく、知ってる体の方が話が早いです。

 

しかし、少しでも知らない人がいる状況であれば、その人を取り残すような言い回しはしてはいけないと思います。

聴いたら分かったでしょう?

 

曲が終わってからのMCでたまにあるのが、聴いたら分かったでしょう?タイプの曲紹介です。

 

 

 

「サビの歌詞の通り、この曲はXXについて歌った曲です。」

 

 

 

サビがどこか分からないし、そもそも初めて聴いた曲の歌詞をそんなにすぐかみ砕けないんですが・・。

 

日本語の歌詞なら表面上の意味は追えますが、中身までは即座に理解できません。

 

逆に歌ってる本人や作った本人は、分かってて当然です。

 

 

 

歌詞は会場の音響や歌い方などによって、はっきりと聴き取りづらいこともあります。

 

そんな中で、歌っている人と聴いている人の間に深い溝を掘るような曲紹介は必要なのでしょうか?

 

 

 

聴いたら分かったでしょう?タイプの言い回しは、なにも歌ものだけで起こるとは限りません!

 

インスト(歌なしの器楽曲)をやっている場合は、音楽的に分かるでしょ感を出してしまうことがあります。

 

 

 

例えば・・「さっきの曲はたった3つのコードで出来ていましたが・・」何て言ってしまうと「そんなことを考えながら聴いてません!そもそもコードって何?」と思われても仕方ありません。

 

ギターセミナーでの発言だとしたら分かりますが、普通のライブでこれは駄目ですね。。

 

私も何度か同様のことを口走ってしまったことがあるので、日ごろから気を付けるようにしています。

やってはいけないか微妙な曲紹介

 

人によってはOKだったりNGだったり、捉え方が違う曲紹介のパターンもあります。

 

例えば「今から演奏するのは最近作った曲です。」というのはどうでしょうか?

 

 

 

「この人の最近の気持ちが反映されてるのか」と肯定的に捉える人もいれば、「新曲って言われてもあなたの昔の曲も知らないよ」と否定的に捉える人もいると思います。

 

私は前者の方なのですが・・これも状況によるかもしれませんね。

 

 

 

後は、曲に興味を持ってもらうために紹介するのでも、どこまで詳細にやるかは難しい所です。

 

「この曲は19XX年の映画「YY」の主題歌になっていました。作曲はZZで作詞は・・」

 

 

 

これを聞いて「なるほど、そうだったのか~。」と思う人もいれば、「そんなことはいいから早く演奏してくれ~。」と思う人も入ると思います。

 

皆さんはどちらでしょうか?

 

私は頭の回転が遅いので「映画「YY」の主題歌」くらいから後はもう情報が入ってきません笑

 

勝手ですが、紹介するなら端的にしてくれる方が助かります・・。

曲紹介をしないとどうなる?

 

ここまで曲紹介をする前提で書いてきましたが、もちろんそれをせずに演奏するのもありだと思いますし、実際に曲紹介しない派の人も多いと思います。

 

確かに言葉でなく曲自体を聴いてもらって色々と感じてもらうのが、本来の姿ではありますが・・。

 

 

 

このあたりも、言ってしまうと状況によりけりだと思います。

 

お客さんが演奏曲を良く知っている人達だけなら、曲紹介は別に必要ありません。

 

しかし、そうではない場合は、基本的に曲紹介をした方が良いかもしれません。

 

 

 

曲紹介をした方が良い理由の1つは、曲のイメージや主題がはっきり伝わるためです。

 

例えばアルバムを通して聴く時に、曲名を追いながら聴くのとそうでないのでは、曲に対する印象が結構変わりませんか?

 

どちらが良いかは一概には言えませんが、曲名とそれに付随する情報は、曲に対する理解をより深めてくれる効果があると思います

 

 

 

さらに、曲を紹介するとその曲を識別できるようになる点も大きいです。

 

曲名が分からなかったら、ライブで聴いて好きだと思った曲のことを演奏者に伝えようと思っても、「あの3曲目の激しい曲が・・」みたいな言い回ししかできません。

 

その曲が入っている演奏者のCDが欲しいと思っても、曲名が分からないとどれを買って良いか分かりません。

 

名前や性別・生年月日などで個人が特定できるように、曲とそれに付随する情報は曲を識別ためにとても重要なものだと思います。

 

 

 

とはいえ、演奏するたびにいちいち曲名を言ったり説明したりすると、そのたびに演奏の流れが中断されますね・・。

 

あえて曲を紹介せずに演奏を始めるか、それともバックの演奏が流れている状態で曲紹介をするような折衷案を取るか。

 

演奏曲を知らない人がいる場合の曲紹介は難しいですね。

 

 

 

ワンマンライブで集まってる人がみんな熱狂的ファンとかなら、曲紹介などせずにガンガン飛ばせるんでしょうが・・。

 

私はそんな状況になることは無いので、色々と試行錯誤してます笑

 

たかが曲紹介、されど曲紹介ですね。

 

何となく曲紹介をしていたという方は、これを機会に再考してみても良いかもしれません。

関連記事

ギターの恥ずかしいエピソードいろいろ


曲名いつ言うか問題



アイデアが出てくる状況ベスト3


ギター関連のバックアップ術いろいろ