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三大ギタリストとは何だったのか?

普段いろいろな曲をギター1本で弾けるようにアレンジしているのですが、たまたま三大ギタリスト(エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック)の曲が揃っていることに気が付きました。ライブで連続で弾いたら盛り上がるかな・・とか考えていてふと思ったんですが、そもそもこの三大ギタリストという括りって何なんでしょうか?

というのも、3人ともどちらかというとロック寄りのギタリストです。

 

クラシックやジャズなど、他のジャンルのギタリストが全く含まれていないのは、フェアじゃない気がします。

 

ロック寄りで絞ったのだとしても、それなら何故ジミ・ヘンドリックスが入っていないのでしょうか?

 

 

 

最初に正解っぽいことを言ってしまうと、三大ギタリストは日本のレコード会社が宣伝のために作った文句らしいです(Wikipedia「3大ギタリスト」より)。

 

日本独自の名称で、海外では伝わらないみたいですね。

 

バレンタインデーにチョコレートを贈るのを製菓会社が宣伝して、日本独自の文化として定着したような感じでしょうか・・。

 

 

 

同じWikipediaの記事にもありますが、3人はヤードバーズという同じグループに在籍していたことがあります(ペイジとベックだけ在籍時期が少し被っている)。

 

共通点があるのは分かりやすいですが、代表的なギタリスト3人を選ぶのに、別に同じグループ出身である必要は感じません。

 

三大ギタリストという言葉を作ったレコード会社がヤードバーズのレコードも売っていたので、自分達の都合の良いように選んだのではないかと思ってしまいます(ただの邪推です)。

 

 

 

ただ、全く違った音楽ジャンルではない点は、選考基準として分かりやすいです。

 

少し情報を補間して"ロック3大ギタリスト"という風に考えると、すんなりと入ってこないでしょうか。

 

クラシックやジャズのように成熟しつつあるジャンルではなく、当時最先端の音楽に関する言葉なのもポイントかもしれません。

 

 

 

さらに、3人のギタリスト全員が独自の音楽を創り出しながら息の長い活動をしており、大きな影響力を持っているのも特筆すべき点です。

 

ジミヘンは影響力でいうとダントツトップかもしれませんが、夭逝したためにリアルタイムで体験した人は少ないはずです。

 

そう考えると、何となく別枠にした方が良い感じがしますね・・。

 

という訳で、三大ギタリストは"現在活躍中の偉大なロック三大ギタリスト"という括りで当時紹介されたのが定着したのだと、考えることができそうです。

 

では、三大ギタリストがあるなら他の楽器でも同じ三大〇〇が存在するんでしょうか?

 

そういえば昔(2000年代くらい?)に、三大テノールというのが流行ってました。

 

ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3人のテノール歌手が、一緒に歌うときの呼称ですね(3人の名前は覚えていなかったので、ここはネット情報のコピペです)。

 

クラシックをあまり聴かない私でさえグループ名を覚えているくらいなので、相当な人気だったんだと思います(確か、サッカーのワールドカップかオリンピックの開会式とかでも歌ってたんでしたっけ?)。

 

 

 

ただこの三大テノールは、もともとは"The Three Tenors"というシンプルな名称のようです。

 

あたかもテノール歌手を代表する3人であるかのような"三大"という言葉をつけたのは、やはり日本人みたいですね(Wikipedia「三大テノール」より)

 

商業的な匂いを感じますが、これがもし元の意味に近い"3人のテノール"なら、日本では売れてない可能性が高そうです・・。

 

 

 

そう考えると、日本人は三大〇〇が大好きですね。

 

確かに3つなら覚えやすいですし、比較することで個性も際立ちやすいです。

 

ジャンケンの三すくみのように、優劣を付けなくて良いしですし・・(その辺が日本人っぽい?)。

 

三大〇〇ではなく、御三家という呼び方も良く聞きますね。

 

 

 

しかし、しっくりこないと流行らないというのもありそうです。

 

何か3つを選んだとしても、それ以外の有力候補がいたら異論が出てくるので、多くの人の間には浸透しません。

 

4つ選ぶ場合は"四天王"とされることもありますが、さすがに強力な5番手がいたらもう括るのは難しそうです。

 

 

 

三大ギタリストのように共通項があるなど、言い得て妙な所も必要になってきますね。

 

例えばパンクロック御三家はセックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ザ・ダムドですが、全バンドがロンドン出身のようです。

 

パンクに詳しい人なら「他にももっと代表的なバンドがいるよ!」となりそうですが、ロンドンからのパンクムーブメントを支えたバンドとなると、この3組しかいないのではないでしょうか。

 

さて、三大テノール以外にピアノやベースなど他の楽器の三大〇〇を探してみましたが、残念ながら世間一般に浸透しているものはなさそうでした。

 

自分がやっている以外の楽器のプレイヤーって意外と知らないので、もしそういった括りが各楽器にあれば、曲を聴く取っ掛かりなどにできると思ったのですが・・。

 

いくら日本人が三大〇〇が好きだといっても、なかなか選出が難しかったようです。

 

 

 

他の楽器の三大〇〇は諦めて、もう少しギターに関係する話をすると・・。

 

ご存知の方はこのブログを読み始めた時からムズムズしていたと思いますが、最初に紹介した三大ギタリストに対して、新三大ギタリスト(現代の三大ギタリスト)も存在します。

 

具体的には、ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテ、デレク・トラックスの3人ですね。

 

 

 

こちらは、アメリカのローリング・ストーン誌が「The New Guitar Gods」としたのが始まりだそうです。

 

ということは、日本以外でも伝わる可能性がありそうです。

 

ただ、旧三大ギタリスト、新三大ギタリストというのような分け方は日本でしかできないことになります。

 

 

 

新旧三大ギタリストほど浸透していませんが、たまに日本の三大ギタリストというのも見かけます。

 

これはChar、松本孝弘、布袋寅泰の3人が選ばれていることが多いように思います。

 

確かに、三大ギタリストの定義に当てはまっていて、収まりが良い感じがしますね。

 

 

 

以上、大仰なタイトルですが「三大ギタリストとは何だったのか?」でした。

 

最後は、「あなたにとっての三大ギタリストは誰ですか?」というありがちな質問をして終わりたいと思います。

 

しかしこの質問、人によって答えが全く違ってきそうですね・・。

 

 

 

有名なギターヒーローを挙げる人もいれば、ミュージシャンズミュージシャンを挙げる人もいそうです。

 

自分が習っていたギターの先生を挙げる人もいれば、一緒に音楽をやっていたギタリスト仲間を挙げる人もいるかもしれません。

 

いずれにせよ、系譜が脈々と受け継がれている感じがして、考えるほど厳かな気持ちになってきます。

 

まとまりのない文章を書いてきておいて何ですが、少し襟を正して、またギターを頑張って行きたいという気持ちになりました!

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