クラシックの枠を超えて、多くの人に愛されている"パッヘルベルの"カノンです。
非常にポップな曲調なのですが、何と16世紀に作曲されているそうです!
古さを感じさせないのは、現在のポップス等でもこの曲の和音進行が多用されており、王道のコード進行となっているからだと思います。
D-A-Bm-F#m-G-D-G-A
ベースを滑らかに動かすと、よりポップさが増します。
買ってはみたものの、長らく押入れに仕舞い込んでいたエフェクター「ルーパー」を使ってアレンジしました。
ルーパーは録音したフレーズをループしたり、さらに上から重ねたりできるエフェクターです。
動画の字幕にルーパーの操作と、どう動いているかをメモしているので、動作イメージが湧かない方はご覧下さい。
いくつもの旋律が重なっていくこの曲は、まさにルーパーにうってつけです!
アレンジのポイントとしては、各フレーズの音域の住み分けが挙げられます。
ルーパー単体では、マルチトラックレコーダーのようにPAN(音の定位)を左右に振ることが出来ないため、音が重なってごちゃごちゃしてしまいがちです。
そこで、上下方向と音量を調節して、なるべくすっきり聴こえるようにしました。
最初のフレーズ:ブリッジミュートで歯切れよく、音量小さく
2つ目のフレーズ:親指で弾いて低音域中心に
3つ目のフレーズ:ピックで弾いて高音域中心に
ライブで演奏する時には、ソロパートなどもっとも聴こえてほしい部分をブリッジ寄りで弾いて、よりトレブリーにしています。
この曲をきっかけに、ギターアレンジの際の選択肢のひとつとしてルーパーが加わりました。
「ホテル・カリフォルニア」では、2台のルーパーを使ったアレンジまで行っているので、よろしければご視聴ください!