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横は偶数が支配的、縦は奇数も大事

私が子供のころ、ファミコンは8ビット、メガドライブはそれを上回る16ビット、プレイステーションはそれを上回る32ビット というゲーム機の処理速度の競争がありました。2の3乗(2×2×2)で8、2の4乗(2×2×2×2)で16など、コンピュータ関連で良く目にする2の累乗は、音楽で出てくるものと似てるなと思ったので、他愛もない数の話を‥。

 

ギターリフは大半が「2」小節や「4」小節の長さです。Aメロ Bメロなどの曲構成の区切りは、「16」小節や「32」小節が非常に多いですし、ブルース進行は「12」小節です(4小節×3)。音符の名前は「2」分音符、「4」分音符から、「32」分音符くらいまでが実用的に出てきます。

 

これらは楽譜の横(時間)方向に関する数字です。3/4拍子とか3連符とかもありますが、大体が偶数になっています。では、楽譜の縦(高さ)方向はどうでしょうか?

 

ギターは高い弦から低い弦まで「6」弦ですし、1オクターブは「12」半音(12フレット分)など、こちらも偶数ばかり‥かと思いきや、和音となると話が違ってきます。

 

例えばC7(シーセブン)のコードを特徴付ける音程は、長「3」度のEと短「7」度のB♭です。他にも、テンションコードとして、C9やC♯11、C13など、奇数が大事な所で登場します。

 

縦では奇数の面目躍如!そういえば、楽譜の別名は「5」線譜ですね。

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