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音楽がダメなマンガ・アニメキャラの不思議

しずかちゃんがバイオリンを弾き始めると、周りの友達みんなが耳をふさいで悶絶する・・。マンガやアニメでたまに見られるシチュエーションです。そんな音楽がダメなキャラクターのことを考えていたら、思わぬ共通点がいくつか見つかりました。

音楽がダメなキャラといえば、有名な所だと前述のしずかちゃん(ドラえもん)、マスオさん(サザエさん)、コナン君(名探偵コナン)が思い浮かびます。

 

しずかちゃんとマスオさんはバイオリンを演奏するのが、コナン君が歌うのが苦手な設定ですね。

 

他にも音楽ダメキャラはいると思うのですが・・浅学でちょっと思いつきませんでした。

 

もし他に思い付かれた方は、そのキャラのことも考えつつ、以降のブログを読んで頂ければ2倍楽しめると思います(たぶん・・)。

 

 

 

しずかちゃん、マスオさん、コナン君に共通するのは、何でもそつなくこなすタイプだということですね。

 

音楽がダメな設定は、その万能キャラにあえて欠点を与えてアクセントにしているような感じを受けます。

 

そういえばコナン君の敬愛するシャーロック・ホームズは、バイオリンが得意でした。

 

歌とバイオリンの違いはありますが、憧れの存在にはまだ届いていないことを示しているようで、設定の巧みさを感じます・・。

 

 

 

しずかちゃんに関しては音楽(楽器)がすべてダメというわけではなく、ピアノは中々の腕前のようです。

 

原作だとどうだったか覚えてませんが、アニメだとピアノの発表会で実際に演奏を披露するような描写がありました。

 

ドラえもんの道具で緊張しないようにする等、若干のドーピングはあるものの、ピアノの演奏自体は素晴らしかったです。

 

それでは、なぜピアノと違ってバイオリンはうまく演奏できないのでしょうか?

 

理由の1つとして、バイオリンは「連続的に音程が変わる楽器」であることが挙げられそうです。

 

連続的に音程が変わるとは、ギターでいうとフレットがないということですね。

 

バイオリンにフレットがない理由は、純正律の楽曲に対応するためなど理由が色々あると思うのですが、正直あまり詳しくないので説明は他の方に譲ります・・。

 

 

 

一方、フレットのあるギターは「離散的に(とびとびに)音程が変わる楽器」と言えそうです。

 

ピアノはフレットがありませんが、鍵盤ごとに音程が決まっているのでこちらに分類できそうです。

 

ピアノは狙いの鍵盤さえ弾けば(例え猫が踏んでも)目的の音程が出せますね。

 

 

 

しかし、バイオリンのような「連続的に音程が変わる楽器」は、正確なポジションを押えないと、正しい音程が出せません。

 

少しでも押える位置が悪いと音痴になり、音楽に詳しくない人にもすぐにひどい演奏だとばれてしまいます。

 

思えばコナン君が苦手な歌も、「連続的に音程が変わる楽器」ですね。。

 

 

 

しかしこれだけの理由では、マンガ・アニメであれだけ強調されるとは思えません。

 

トロンボーンや三味線なども連続的に音程が変わる楽器ですが、ひどい演奏をするような描写は見たことないですし・・。

 

そこでもう1つ思いついたのが、「ひどい音色が出てしまう楽器」が、音楽ダメキャラに与えられているのではないかということです。

 

 

 

バイオリンは弓で弦をこすって音を出しますが、慣れていない人間がやると、とても不快な音色になります。

 

チェロなどの他の擦弦楽器(弦をこすって音を出す楽器)もありますが、バイオリンは高い音程が出るので、より不快だと感じるのではないでしょうか。

 

歌に関しては、単純にひどい声というのも存在すると思いますが、声の好みが分かれるというのが大きそうです。

 

ある人にとっては心地よい歌声でも、別の人にとっては不快と感じられるケースはよくありますよね。

 

極端な例だと、デスメタルのデス声(デスヴォイス)は好きな人間にはたまりませんが、免疫がない人にとっては拒絶反応を起こすことも・・。

 

 

 

さらに歌は、楽器と違って多くの人が「演奏できる」ので、評価も厳しくなりがちになります。

 

音楽番組を見ながら、下手くそなギターだな!と思うことはほぼありませんが、下手くそな歌だな!と思ったことは、誰にでもあるのではないでしょうか・・。

 

自分の判断基準を下回った歌は、下手くその烙印を押されやすい=音楽ダメキャラに与えやすい設定、ということかもしれません。

 

 

 

そんなバイオリンや歌ですが、しずかちゃんもマスオさんもコナン君も、演奏している(歌っている)時は楽しそうにしています。

 

これはちょっと謎ですね・・。

 

もしかしたら、演奏(手を動かすの)に集中しすぎていて、自分の音があまり聴こえていないのかもしれません(楽器のプレイヤーあるあるですね)。

 

しずかちゃんは、ジャイアン(単純にひどい声)のリサイタルを聴いて他の友達と同じような悶絶のリアクションを取ってますし、音に対する感覚が特別なわけではなさそうなので。。

 

 

 

そういえば確かコナン君は、絶対音感を持っています。

 

しかし歌は音痴なのは・・??

 

このあたりは、いくつか考察しているサイトがあったので、気になる方は「コナン 音痴」等で検索してみて下さい!

 

個人的には、薬で体が縮んだ影響説が一番しっくりきました。

 

 

 

ここまで、音楽がダメなマンガ・アニメキャラについて脈絡なく書いてきました。

 

フィクションだと言ってしまうと元も子もありませんが、多くの人に愛される作品は、音楽の設定1つとってもきちんと考えられている、もしくは作者が感覚的にそれらしい設定にしているということが言えそうです。

 

物語の作者ってものすごい創造力を持っているんだなと、変なきっかけで関心してしまいました。

 

 

 

ちなみにギターで音痴を表現するには、どうすれば良いでしょうか?

 

今回のブログの内容から考えると、「離散的に音程が変わる」スライドギターで、なおかつ「ひどい音色が出てしまう」スライドバーを用いるという感じになります。

 

コーヒーブレイクの際に、マグカップを急に取り上げてボトルネックの変わりに使い、スライドギターを始めるようなシチュエーションでしょうか・・。

 

うーん、物語を作るセンスが皆無ですね笑

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