前回の【前編】では、ライブで起こった機材面でのトラブルを中心にご紹介してきました。今回はある意味機材よりもやっかいな人間関係のトラブルについて、実体験をもとにまとめてみます。ライブをぶち壊されるような大きなものはありませんが、その分起こる確率が高いものが多いので要注意です!
マシンガントーク
たまに遭遇するのが、演奏が始まってもずっと話しているお客さんです。
演奏している人や曲についてならまだ分かりますが、話が途切れない場合は大抵演奏に関係ない話題であることが多いです。
もちろん音楽を聴こうが話そうが、その人の自由なんですが・・。
確かに全員がずっと無言でいるよりも、少しくらいざわついている方が臨場感が出ます。
ちょっとした掛け声なんかは、ライブを盛り上げる効果もありますし。
しかし、ずっと大きな声で話されると単純に演奏に集中しづらいです。
インストの私でさえそうなので、弾き語りなど歌詞がある場合は、かなりやりづらいのではないでしょうか。
聴かせられるような演奏をしてないと言われればそれまでですが、他のお客さんに迷惑なので何とかやめてもらいたい所です。
ほとんどの人は音楽を聴きに来たのであって、知らない人の雑談を聞きに来たわけではないですよね。
解決方法としては、人任せですがお店や会場側の人間がそっと注意するのが、良いのではないかと思います。
演奏者が指摘すると角が立つことがありますし・・。
とは言え、主役はステージに立っている人間なので、MCなどでうまく収められるとスマートです。
例えば「今から凄く繊細なテクニックを使う曲をやるので、耳を澄ましておいて下さい」みたいな前振りをしてから始める感じでしょうか。
いや、あんまりうまくないですね・・機転が利く人のやり方を勉強しときます・・。
敵意がある
静かに演奏を聴いてくれていると思いきや、あからさまに嫌そうな顔をしたりして、敵意を向けられていることもあります。
観ているというより、何かアラを探すような視線を向けているという感じでしょうか。
そういったタイプは、偏見かもしれませんが私と同じようにギターをやっているお客さんに、多い印象です。
何が不満かは人それぞれだと思いますが、きっと"こだわり"が人一倍強いんだと思います。
この場合は、自分が凄いパフォーマンスをしているのが悔しいんだろうと思うことにしています。
そうすると、相手が嫌な顔をすればするほど、うまく演奏できているということになりますし。
それくらい調子に乗らないと、目の前で仏頂面されている中で楽しく演奏できません・・。
寝てる
これは一度だけですが、自分の演奏中にふと客席を見ると、寝ている人がいたことがあります。
お客さんであれば、疲れているのに来てくれてありがとうございます!と思えるので、特に問題ありません。
しかしその時寝ていたのは、私より前に演奏していた共演者でした。
別にすべての共演者の演奏を注視すべきとは思いませんが、さすがに寝るのはどうかなという感じです。
そもそも出番が終わったからといって、役割が終わった訳ではないと思います。
その日のライブ全体の雰囲気作りには関わっている訳なので・・。
たまにテレビ番組で、自分が話す時以外は無気力で、他の人の話に反応していないタレントさんがいますが、それを見た時のような不快感があります。
注意した所でって感じですし、色々あって疲れてたのかもしれませんが・・少なくともその人とは関わりを持ちたくありません。
とは言え演奏のテンションを下げてはいけないので、今度同じようなことがあったら、目を閉じて音に集中してくれていると思うことにします!
ヨッパライ
ライブと飲食はセットであることが多いです。
これは視覚や聴覚に加えて、味覚や嗅覚も刺激した方がより楽しくなれる!という理屈だと思います。
お店側も、フードやドリンクの収入で採算を取っているような部分もありますね。
ただ、お酒を飲む人が増えたら、その中に酒癖の悪い人がいる確率も上がってきます。
ずっと管を巻いていたり、MCのちょっとした所で揚げ足を取ってきたりといった、ライブを悪い方向に引っ張ってしまうような人ですね・・。
関わってもろくな事がないので、無視しない程度にかわして、ライブが終わったら関わらないのが一番でしょうか。
私もお酒は好きなので、同じようなことをしないようにしっかり反面教師にしたいと思います。
最近は、酒の席だから・・という言い訳が通用せず、自分をコントロールできないその人自体が悪いとされる傾向がありますし(そりゃそうですが・・)。
酒癖の悪い人への風当たりはどんどん強くなっているので、今後は減っていくトラブルかもしれません。
ないはずのアンコール
ライブのタイムスケジュールは押したり巻いたりすることが良くありますが、出演者の出番が入れ替わることは基本的にありません。
これは、特定の演者を観るためだけに、時間を調整して来てくれるお客さんがいるというのが、大きな理由の1つだと思います。
しかし、まれに会場や機材の都合などで、出演順が変わることがあります。
実際に、その日のライブのトップバッターの予定だったのが、順番が変わってトリになったことがありました。
順番が変わっても用意したことをやるだけ!と何とか演奏を終えたのですが、最後の演者なのでアンコールが起こったんです・・。
これは全く想定しておらず、曲も用意していませんでした。
結局、あまり完成度の高くない曲を披露することになってしまったという顛末です。
それ以降は、誰もが知っていて、かつ、いつでも弾けるような曲を、いくつか持っておくようにしています。
お久しぶりです?
特に対バンやブッキングライブに多く出演していると、お会いする共演者やそのお客さんの数が膨大になってきます。
そうなると、ちょっと見ただけでは誰だか思い出せないなんてことも起こってきます。
こっちは初見だと思っていたのに、お久しぶりです~とか言われた時は冷や汗タラタラです・・。
そんな時は、変にごまかすよりも正直に伝えた方が良いかもしれません。
色々と話をしている間に、思い出せるパターンもありますし。
また、共演者であればその人の演奏を見て思い出すなんてこともあります。
ちなみにライブではない場での話なんですが、仕事の打ち合わせで5,6名くらいのお客さんが同席した際に、同じ人に名刺を2回渡してしまったことがあります。
たまたま、黒縁の眼鏡をかけて真面目そうなタイプの方が複数人おられて、間違えてしまった感じです。
眼鏡の色で人を判断してるのか!って感じですよね・・これはかなりの反省案件でした。
以上、「ライブで起こったトラブルいろいろ」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!



