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季節感のあるインスト曲が少ない理由

俳句に季語が入っていたり、旬の食材を大事にしたりと、日本人は季節に対して非常に鋭敏な感覚を持っていると思います。ではそれぞれの季節を代表するインスト曲には、どのようなものがあるか考えた所・・・ほとんど思い付きませんでした!一体どうしてなのでしょうか?

気持ちのずれ

 

俳句なら、感じたことをすぐ五・七・五に込めて表現することができます。

 

しかし曲となると、そうはいきません。

 

例えば何か季節の物事に感銘を受けてフレーズが浮かんだとしても、曲としてまとめるまでに時間が掛かります。

 

さらに、曲をアレンジして完成形にするのにまた時間が掛かりますし、そこから公に発表するにはさらに時間が掛かります。

 

これはよほど素早く作業を進めないと、曲を聴いてもらう前にその季節が過ぎ去ってしまうことになりますね・・。

 

 

 

このブログを書いているのは、満開だった桜が今度は緑の葉で覆われるようになった時期です。

 

数ヶ月単位ならまだ何とかなるかもしれませんが、桜のように見頃がわずか数週間だけのものに対して曲を作り、聴いてもらうのは至難の業と言えそうです。

 

次の年の同じ季節に発表することも考えられますが、1年が経過しているので、曲を作った当初の気持ちとはまた少し変わってきている部分もあると思います。

 

そういった理由で、季節感のある曲を自分で作るよりは、既存の曲をやるという選択になりやすいのではないでしょうか。

音だけの難しさ

 

同じ曲でも、歌詞があれば比較的簡単に季節感が出せます。

 

私は歌詞を書かないので大きなことは言えませんが、季節を連想させる言葉や表現を入れれば何とかなりそうです。

 

一方インスト曲だと、言葉の情報があるのはタイトルだけなので、残りの大部分は音で表現しないといけません。

 

これは結構、難易度が高いですね。

 

 

 

例えば使うスケールを選択して、明るい/暗い/爽やか/不気味などの感情の違いを表現することは容易です。

 

他にも中近東っぽい感じとか、沖縄っぽい感じとか、特定の場所を彷彿とさせることもできますね。

 

しかし直接四季を感じさせるようなものはないので、既存の道具をうまく利用する必要があります。

 

 

 

さらに色々と工夫して曲を完成させても、演奏するタイミングがその季節に限定されてしまいます。

 

言ってしまえば、コスパが悪いということですね・・。

 

季節に応じた曲を聴くと、そうでない曲を聴いた時よりもすんなりと耳に入ってきます。

 

しかし作って演奏する側にとっては、様々な面で扱いにくい題材だと言えるのかもしれません。

季節感のあるインスト曲

 

ここまで書いてきたように希少価値の高い「季節感のあるインスト曲」ですが、実際にはどんな曲があるでしょうか?

 

AIを使って調べることは今や誰にでもできますし、平均的な答えになる傾向があるので、あえて記憶だけで選んでみたいと思います。

 

私の頭からはこんな曲が出てきました。

 

春:桜・咲くころ (押尾コータロー)

夏:Summer Song (Joe Satriani)

秋:Longing/Love (George Winston)

冬:Snowman (Rainbow)

 

正直なところ、夏と冬はすぐに思い付いたのですが、春と秋は絞り出した感じです・・。

 

どちらも過ごしやすく、イベントなどが少ない季節だからでしょうか?

 

春と秋の曲が少ないのはインストだけでなく、歌詞のある曲でも同じ傾向かもしれません。

 

 

 

皆さんはどんな曲が思い浮かんだでしょうか?

 

季節感のあるインスト曲は貴重なので、カバーしたりして大切に語り継いでいきたいですね。

 

以上、「季節感のあるインスト曲がない理由」でした。

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