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ギター版"マーフィーの法則"を考えて失敗から学ぶ

1990年代に流行った"マーフィーの法則"をご存知でしょうか?「トーストを落とすと必ずバターを塗った面が下になる」のような、失敗に関する経験則です。このマーフィーの法則、ただ失敗を面白がるだけでなく、失敗学のように真面目に取り入れられている面もあるようです。という訳で、ギター関連でも考えてみました。

最初に思いついたのがこれです。

 

「ピックを落とすと必ずサウンドホールに入る」

 

ピックを落としたらただでさえ拾うのが面倒なのに、よりにもよってアコギのサウンドホールの中に入ってしまうやつです。

 

上手い具合にギターをひっくり返してピックを取り出す必要があり、慣れないと結構な時間を持っていかれます。

 

 

 

しかし良く考えると、サウンドホールに落ちやすい状況を自ら作っている可能性があります。

 

例えば、指板が見やすいようにギターを(ネックを軸として)回転させると、サウンドホールが上側に向いてくるので、ピックが入りやすくなります。

 

さらに、ピックを持つフォームが良くなかったり、ピッキングの力が強すぎると、ピックが飛んでいってしまう確率が上がります。

 

もしかしたら、手が乾燥していたりピックがツルツルの材質だったりして、指とピックの間に適切な摩擦がないから落ちやすいのかもしれません。

 

 

 

いずれにせよ、演奏者とピック、ギターの関係がうまくかみ合っていない時に、ピックがサウンドホールに落ちると言えそうです。

 

起こるべくして起こっているので、原因を探ってみた方が良さそうですね。

 

逆にギター歴が長くなってくるとほとんどこの現象が起こらないのは、上達している証拠かもしれません。

 

 

 

本家マーフィーの法則のトーストの話と似ていますが、こんなのもあります。

 

「ギターを倒してしまった先には必ず固いモノがある」

 

立てかけていたギターを誤って倒してしまったり、ストラップがうまく掛かっておらずギターを落としてしまった時、柔らかい絨毯やソファーの上には落ちてくれません。

 

大抵は固い床や机に当たって、ギターに傷がついたり壊れたりします。

 

私も練習後に弦をクロスで拭いていた時に、誤ってギター落としてしまったことがあります。

 

その先は最悪なことにエフェクターボードで、いくつも並んでいるエフェクターのON/OFFスイッチ(凸状の金属の突起)の上にギターがダイブしました・・。

 

結果、アコギの側板に綺麗な穴を開けてしまいました(表板でなく、大きなひび割れができた訳でもないので、まだましかもしれませんが)。

 

 

 

大事なギターを落としたことなんて、考えてみてもおそらくこの一回だけです。

 

そういう時に限って、最悪の状況になるものですね・・。

 

しかしこの苦い経験をしたからこそ、以後は落とさないように気を付けているとも言えます。

 

 

 

どの口が言うの?って感じですが、みなさんも日頃からご注意下さい!

 

ここに置いていたら倒れるかも、と思ったら倒れます!

 

この上に落ちて壊れるかも、と思ったらその上に落ちます!

 

そういった予測をできているということは、少なくとも可能性がゼロでないことを示しているので・・。

 

 

 

音源や動画を作っている方は、こんなのもあるかもしれません。

 

「うまく演奏できた時に限って録音ボタンを押していない」

 

何度も録り直して、自分の中で完璧な演奏ができた!という時に限って、録音ボタンを押していないパターンです。

 

最悪の場合はモチベーションが下がって以降の演奏がうまくいかず、後日にやり直しなんてこともあります。

 

動画ではさらに、大事な部分が見切れていたり、思っていた画角と違うなんてことも起こり得るので厄介ですね。

 

 

 

これは慣れによる失敗という側面が強そうです。

 

同じことを繰り返していると、どうしても動作が形骸化して何も考えずにやってしまいがちです。

 

根を詰めて作業をしていたとしても、録音ボタンを押したか意識できるくらいには冷静になっていないと、駄目ということなんでしょう・・。

 

肝心のギターの演奏に関しては、こんな法則もあります。

 

「ここは要注意と意識した所に限って失敗する」

 

難易度が高いフレーズでせっかく気を付けていたのに、結局ミスタッチばかりになってしまった・・みたいなパターンです。

 

 

 

これはギターを倒す話の時と同じですが、要注意と意識するということは、練習でもうまく弾けておらず不安要素が残っているということですね。

 

要注意と思わないくらい、しっかり対策をしておく必要がありそうです。

 

まあそれが大変なんですが・・。

 

 

 

要注意と意識してしまうと、体が無意識に構えて動きが固くなったりする弊害もあると思われます。

 

さらに、たまたまその難関をうまく通り越しても、それで安心してしまい次のフレーズが出てこない、なんてこともあります。

 

弾けるか弾けないかの不安は事前の準備で解消しておき、本番では表現することに100%の力を注ぎたいですね。

 

 

 

最後に、こんなのも思い付きました。

 

「本番中に限って、弦が切れたり電池が切れたりする」

 

いい法則だと思ったんですが、良く考えると最近はあまりこのような状況に出会いません・・。

 

 

 

もしかして、昔に比べて弦や電池の品質が大幅に良くなったからかもしれません。

 

または、ギター部品の設計が改善されて弦に負担が掛からなくなっていたり、機材の電力消費量が少なくなった可能性なんかも考えられます。

 

しかし、なんにせよ無限に使えることはないので、いにしえの法則だと思わない方が良さそうです。

 

つい先日、ギターのプリアンプの電池が消耗していることに気付かず、音量が下がった原因をあれこれ探していた人間もいるので・・(私です)。

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