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本番で曲が飛ぶ原因とその対策【前編】

ライブなどの本番でもっとも恐ろしいことの1つ・・それは、演奏中に突然曲やフレーズが飛んでしまって、何を弾いたら良いか分からなくなることです。今回のブログではそうなる原因と対策を整理して、本番への恐怖心を少しでも拭い去りたいと思います。

本番で曲が飛ぶ経験は、私自身何回もしてきました。

 

普段は何の問題もない曲の一節なのに、何故か弾き方を全く思い出せなくなるんですよね・・。

 

特にソロで演奏している時は、時間芸術である音楽が止まってしまうことになるため、致命的です。

 

音楽を止めてしまったことで焦ってしまい、余計に頭が真っ白になってしまうという悪循環にも陥ってしまいます。

 

 

 

ではどういった時に曲が飛んでいたかというと、大きく5つの項目が思い当たりました。

 

以降、それらを1つずつ見ていきたいと思います。

 

失敗の経験を書くのはあまりテンションが上がることではありませんが、反面教師として有効に活用して頂ければ幸いです。

練習不足の時

 

1つ目は、本番で演奏する曲の練習が足りていなかった時です。

 

練習不足ということは、それだけ頭や体が曲を覚えていないということなので、曲が飛ぶ可能性はグンと高くなります。

 

そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、意外と多くの人に当てはまるケースではないかと感じています。

 

 

 

そもそも自宅や練習スタジオで、十分なクオリティーを保ちつつ1曲を通して弾けているでしょうか?

 

3回に1回くらいなら弾けている・・とかなら、本番ではほぼ100%失敗します。

 

練習の時は何度もやり直せますが、本番は一発勝負ですし・・。

 

 

 

一発勝負の中でミスが積み重なってきたり、リズムにのれなくなってくると、曲の飛びも誘発しかねません。

 

そんな状態の時に限って、「本番は緊張が原因で失敗した」とか誤った分析をしてしまうこともあります。

 

これでは次の本番に向けて適切な対策ができないという、負のスパイラルまで発生させてしまってますね。

 

練習で100%うまく弾けているとしても、それは恵まれた環境だからかもしれません。

 

自分が入れた空調で温度が適切に管理されていて、良い具合にウォーミングアップが済んで指が温まっていて、自宅や良く行く練習スタジオでリラックスした状態で演奏している・・。

 

そんな環境では、うまく弾けても当然といえば当然です。

 

 

 

逆に考えると、練習時に本番と近い状況を再現できるかが鍵になってくるかと思います。

 

例えば、ギターを持った後にウォーミングアップなしでいきなり曲を弾き始めたりといった感じですね。

 

それにより、これまでうまく弾けていた曲が途中で飛んだりして、隠れていた練習不足という課題をあぶり出せる可能性があります。

 

もちろんうまく弾けたらそれでOKですし、曲が飛んだらその部分をしっかり練習する・・。

 

どちらにしても、本番で起こることをある程度シミュレーションできるということなので、効率的かつ有益な方法ではないでしょうか。

緊張している時

 

これも当たり前だと思われるかもしれませんが、緊張していると曲が飛びがちです。

 

ただ緊張自体は多くの場数を踏んだプレイヤーもするらしいので、どちらかというと「上がっている」時が当てはまるかもしれません。

 

極度に動悸が激しくなったり、息苦しくなったり、足が震えたりといった症状が出ている時ですね。

 

 

 

私もかなりの「緊張しい」で、人前に出始めた頃は、はっきりと見えるくらい手が震えて、ギターが普通に弾ける状態ではありませんでした。

 

しっかり練習した曲も満足に弾けず、挙句の果て曲が飛んで、思い出せる所までブラッシングでごまかしたりすることもありました。

 

そうなると本番への苦手意識が増幅し、それが原因でまた上がる症状を悪化させてしまいます。

 

定期的に人前で演奏するようにしてからはかなり改善しましたが、それでも過去の苦い経験はなかなか頭から離れません。

 

 

 

そもそも、なぜ人間は緊張するんでしょうか?

 

正確な答えは医学的な文献に譲るとして、経験的には体が自動的に不測の事態に備えるようにできているためではないかと感じています。

 

自分が想像していないことが起こるかもしれない、またはそれが起こった時に、緊急事態であることを認識し、体がいつでも反応できるように準備する・・。

 

それが行き過ぎると、逆に極端にパフォーマンスが落ちる「上がった」状態になるのではないでしょうか。

 

緊張への最も有効な対策が「場慣れ」だと言われるのは、本番の回数を重ねるうちに不足の事態が少しずつ減っていくからかもしれません。

 

とは言え、様々な理由から本番の機会を増やすこと自体が難しいことも多いです。

 

卒業式やコンテストでの演奏のように、完全に1度しかチャンスがないこともありますし・・。

 

 

 

それでも、やり方次第で上がることをなるべく回避することができるのではないかと、最近は考えるようになりました。

 

例えば知らない場所で演奏する時は、あらかじめその場所を下見しておくことで"初めての場所"という不測の事態を減らせます。

 

そこで自分以外の人が演奏しているのを聴く機会があれば、場所の雰囲気を掴めるだけでなく、音響の具合も確認することができて一石二鳥ですね。

 

そこまでできなくとも、ネットでその場所の写真を見たり、広さなどを調べたりしておくだけで、かなり効果があると思います。

 

 

 

他にも、その場所のオーナーさんの姿や経歴、使える機材、対バンする人達がどんな音楽をやっているかなど、事前に得られる情報が多いに越したことはなさそうです。

 

個人的には、現地で初めて見た対バンの人のパフォーマンスが凄すぎて飲まれてしまう・・なんてこともよくあるので・・。

 

今はネット上にたくさんの情報が存在するので、とにかく検索して予習し"あらかじめ緊張しておく"ことが良いのかなと思います。

 

 

 

少し長くなってきたので今回はここで締めさせてもらい、続きは次回の後編に書かせて頂きます。

 

今回は「練習不足の時」と「緊張している時」というメジャーな原因を紹介しましたが、後編では少しマイナーで意外な原因をいくつか取り上げたいと思います。

 

ぜひご覧頂き、共に本番への苦手意識を払拭していきましょう!

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