普段、ギターの練習をどのような順番で行なっていますか?遅いテンポの基礎練習からじっくり始める人もいれば、最初からエンジン全開で曲を弾く人もいるのではないでしょうか。何が最適かは状況によると思いますし、私自身も色々と試行錯誤をしてきました。今回は、今の所最適ではないかと考えている練習順をご紹介します。
チューニング
当たり前ですが、ギターを練習する前にチューニングを行ないます。
この時、音程をきっちりと合わせるのはもちろんですが、他にも様々な情報をキャッチできるように気を付けます。
例えば、ギターの音量が想定通りか?音色がおかしくないか?押弦する左手や弾いた右手に違和感がないか?などです。
というのも、本番の演奏はほとんどの場合、ウォーミングアップ無しでチューニングの後にすぐスタートするからです。
ここでの本番は、ライブやイベントでの演奏だけではなく、知り合いの子供が遊びに来ている時にちょっと弾いてみせるとか、そういったことも含んでます。
とにかく、じっくりと準備ができない状況でも、チューニングだけは絶対にすることになるので、そこでしっかりと状況確認する癖を付けるのが目的です。
曲を弾く
チューニングの後は、すぐに曲を弾き始めます。
具体的には、ライブで1曲目に演奏予定の曲とか、「何か弾いて」と言われた時に真っ先に弾こうと思っている曲などを、本番と同じテンポで弾きます。
これも前述の通り、本番での演奏を模擬した練習になります。
この時、相当弾き込んだ曲でないと色々と失敗したり、気に入らない部分が出てきます。
うまく弾けなかった・・とテンションが下がる所ですが、裏を返せばこのうまく弾けない所が、今から練習すべき所になるかと思います。
ただ、弾くのに集中していて気付かなかったり、弾いている途中に忘れてしまっているような課題もあるので、とりあえず録音をしておいて、後から聴き返すのが確実かもしれません。
できないことの練習
練習すべきことが明確になったら、それに集中して取り組みます。
曲中で弾けていないフレーズがあった場合、一旦テンポを落として反復練習したりという感じです。
それでも中々うまくいかなければ、さらに細かい要素に分割して基礎練習に落とし込みます。
例えば、フレーズがクレッシェンドになっているべきなのに、音量がうまくコントロールできていない時を考えます。
音量は(プリングオフなどがなければ)右手の問題なので、一旦左手のポジションを固定します。
そして右手の弾き方に集中し、徐々に音量を大きくしていく練習をする、といった具合です。
教則本やYouTubeで基礎練習のパターンを探しても良いですが、ある程度ギターを弾いてきた人であれば、自分で考えた方がピンポイントに弱点を補強できると思います。
右手だけでできなければまた翌日も続ければ良いし、できていれば次は左手の動きを加えるなどして、徐々に理想のプレイに近づけていきます。
録音/録画
ここまで練習してきたら、指も良い感じにほぐれてきている状態になっています。
YouTubeにアップするなどのために録音/録画する曲がある場合、このタイミングで行なうとスムーズです。
特にない場合は、次に進みます。
曲のコピー/アレンジ
私の場合は最後に、本業?である曲のコピーやソロギターのアレンジなどを行ないます。
クラシック出身の人は曲の解釈、ジャズ出身の人は新しいアドリブ方法の練習とか、そういったことに相当するかもしれません。
とにかく、時間が掛かる作業をタイムリミットまでやるといった感じです。
この作業を先にやってしまうと、なかなかアイデアが出てこずに、他の練習ができなかったというケースが出てきます。
なので最後に回し、練習時間が残っている間に何か少しでも形にしないといけないという、プレッシャーも掛けつつやることにしています。
まあ往々にして、ちょっと時間をオーバーしたくらいに何か進捗があったりするんですが・・。
以上が現状最適ではないかと思っている練習順です。
ライブが近づくとセットリストを通して弾いて流れを確認したりと、目的に応じて微妙に変わってきますが、基本的な流れは同じです。
私はフィンガースタイルギターが中心ですが、他のジャンルだとまた違った練習順が適しているかもしれません。
また、練習に割ける時間も人に寄って違ってくるので何とも言えませんが、何かの参考になれば幸いです。
今回、練習順について書いていて感じたのは、何となくではなく考えて練習することが大事だということです。
特に私の場合は独学でやってきたので、あまり内容のない練習をしていた自負?があります。
できることをひたすら繰り返し練習し、できてないことをそのままにしていたような感じですね・・。
今の練習が最も効率が良いかと言われると違うかもしれませんが、少なくともこれからも色々考えてアップデートしていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



