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「自由に弾く」のが実は一番大変説

何をやっても自由!感性の赴くまま好きなように弾けば良い!みたいなイメージが音楽にはあります。しかし実際に「自由に弾いて」と言われたら、多くの人がどうすれば良いか分からず困惑してしまうのではないでしょうか。自由って実は凄く大変なものではないかと、最近思うようになりました・・。

例えば弾き語りをする時に、右手はどう弾いたらいいのかという相談を良く受けます。

 

歌本にはコード進行が載っているので、コードフォームを調べれば左手の押え方は一応正解が分かります。

 

しかし、右手の弾き方まで書いてくれていることは稀です。

 

スペースの都合などもあると思いますが、状況的には弾く人間に任されている形ですね。

 

 

 

他には、指定されたコード進行の上でソロを取ったり、バッキングをする時も同様です。

 

自由に弾いて良いのであれば、感じたままに弾くだけの簡単なお仕事のはずです。

 

しかし自由に弾くための下地がない人にとっては、高難易度のフレーズをきっちり指定されるよりも、大変なことに感じるのではないでしょうか。

 

 

 

少し話が飛びますが、自由と聞いて頭に浮かぶのが"フリージャズ"です。

 

ジャズを聴き漁っていた時に少しだけかじったのですが、それまで聴いたことのない斬新な音楽に感じました。

 

そのフリージャズですが、"何をやっても良い"ジャンルだと語られることがあります。

 

それも一面を捉えているのかもしれませんが、個人的には言葉が独り歩きしている印象を受けます。

 

 

何をやっても良いなら、誰にでも演奏できるはずです。

 

しかし実際には、限られたプレイヤーしか演奏できません(もちろん私も全然できません)。

 

ロックっぽいフレーズを弾いたらロックになりますし、ビバップっぽいフレーズを弾いたらビバップになってしまいます。

 

世の中のすべての音楽とは違うことをしないとフリージャズに聴こえないなんて、もの凄く限られた中での自由ではないでしょうか。

 

でも自由って、そういうものなのかもしれません・・。

 

先日、うちの子供(小学校低学年)が悩んでいました。

 

聞いてみると、お世話になった先生へのメッセージを書かないといけないが、何と書いたらいいか分からないとのことです。

 

保護者の方々が有志でやって下さっている取り組みだったのですが、子供達にとっては自発的に始めたことではないので、"書かないといけない"という表現になってしまうようです。

 

大人だと最悪、思い付く定型文をその先生用に少しアレンジして書いたら何とかなると考えますが、子供にとっては全く何も思い付かないようでした。

 

 

 

しかもメッセージを書くのは、大きなスケッチブックに対してです。

 

文字を書いたり、色を塗ったり、イラストを描いたり・・白いキャンバスにできることは無数にあります。

 

確かにこの状況だと、頭まで真っ白になっても仕方ない気がします。

 

 

 

どのように導いてあげたら良いのかは難しい所ですが、次のような感じになるのかなと思いました。

 

 

  • まず意図を汲み取ってもらう (お世話になった先生へ感謝の気持ちを伝えるためにやる)
  • ヒントを伝える (自分ならどうするかを説明したり、他の子が書いたメッセージを見てもらったりする)
  • 選択肢を狭める (絵が得意なんだから先生の似顔絵を描いたり、ありがとうの文字をデコってみたりしたらどうだろう?のように)

この辺は、最初の方に書いた音楽の"自由"とも通じる所がある気がします。

 

 

 

また話が飛びますが、仕事や恋愛も同じようなことが言えるかもしれません。

 

最近は昔に比べて、家業を継がないといけないとか、親から決められた職業を目指さないといけないとか、そういったことは少なくなってきて、比較的自由に職業を選べるようになっているかと思います。

 

しかし、そもそも下地がないと就けない職業も沢山ありますし、何より自分で選ぶというのは想像以上に大変です。

 

何かあった時には、選んだ自分に責任があると抱え込んでしまうこともありますし・・。

 

実際に私の周りにも複数組いますが、マッチングアプリがきっかけで結婚するカップルが最近増えてきているみたいです。

 

親が良い相手を探してお見合い写真を持ってきて・・みたいなことはもう流行らないんでしょうか。

 

人に結婚相手を決められるなんて何て不自由なんだ!と今の感覚では思ってしまいますが、出自がはっきりとした相手と出会えるなど、良い点もあったのではないかと感じます。

 

自由恋愛と言われると耳障りの良い言葉に聴こえますが、想像以上に大変なことなのかもしれません・・。

 

 

 

後は自由な生活というのも、考えてみると結構大変です。

 

例えば宝くじに当たって、今後一切働かなくても生きていけるようになったとします。

 

何をやるのも自由ですが、一体どんな日々を過ごすでしょうか?

 

私は毎日食っちゃ寝をして、完全に堕落できる自信があります!

 

自由に過ごしていると、自由にできることはどんどん減っていく・・本当に自由になるには、不自由を受け入れないといけないのかもしれません。

 

 

 

何を言ってるのか自分でも分からなくなってきたので、今回はこの辺りで締めたいと思います・・。

 

音楽に関係のない思想が出てしまっている感もありますが、ちょっと思った程度なので適当に聞き流してやって下さい。

 

しかし、自由に演奏することが大変なのは事実かと思います。

 

そのためにまた、不自由な時間に身を委ねることにしましょうか!

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